今年は、沖縄の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。

2020.12.18

沖縄初の本格的な和風旅館として、恩納村名嘉真に開業してから4年、今年は沖縄県の多くのお客様に、宿泊、ランチ、外来夕食と御利用頂きまして、スタッフ一同、大変感謝しております。
コロナ禍の1年でしたので、いろいろな意味で悩むことも多く、どうやって進んで良いのか?よく解らない事も多かったです。
その中でも当館は細々と宿泊とランチでの営業を続け、一日もクローズすることなく頑張ってきました。
そのうちに、0件の宿泊、0件のランチという悲しい日もありました。
出勤しているスタッフの人達の気苦労が心に敏感に伝わってくる事も、涙する日もありました。

そのような日々の中で、1件のランチに沖縄のお客様がご来館頂き、最後に私が御礼を「この様な状況の中、お越し下さって有難うございました。」
とお伝えしたところ、そのお客様は「こんな時だから来たの」と言って笑顔でお帰りになられました。
その時に私は、沖縄の方の「ユイマール」の気持ちと根底の思いやりと優しさと深い愛情を知りまして、感謝と感動いたしました。

女将としての仕事をさせてもらっていますが、人として大切な事を教えてもらいました。
その後もたくさんの沖縄の何人からも同じ様なお話を頂きまして、私達はコロナ禍でもお客様方に勇気を頂き、
スタッフ皆、元気になりました。本当に感謝しています。
有難うございました。

「若女将プロジェクトのその後」

今年の初めに、若女将プロジェクトを企画して、テレビの放映で全国から4人の若女将候補の方を採用させてもらいました。
この1年弱、4人の若女将候補の方達と仕事を一緒にやっていきましたが、宮古島出身の女将が来年結婚をすることになりまして、大変嬉しいお話がありました。
お仕事は来年の1月で辞めてしまいますが、女性として幸せになってくれれば、それはそれで大変喜ばしい事です。
是非是非、幸せになって欲しいです。

あと、もう1人の新潟から来てもらっていた女性スタッフは、新潟のおばあさんの様子を見るために、一度新潟に帰って高齢のおばさんの状態を見てから、今後の事を判断したいとのお話もありました。
彼女は状況が許せることでしたら、また一緒に仕事をしたいと思っております。

「名嘉真荘の今後」

沖縄で料理自慢の和風旅館をさらに充実させ、お客様に美味しい和食と静かな癒やしの場を提供してまいりたいと考えております。
前職が歯科医療に従事していましたので、旅館に泊まって疲れをとって、健康になれる仕組みが作れればと思います。
将来、私共の旅亭で口腔内のケア(予防)などのサービスも出来たら嬉しいです。

来年は、夜の会席も充実させて参ります。
皆様のご来館をお待ちしています。

皆様方のご来館を心よりお待ち申し上げます。

海の旅亭おきなわ名嘉真荘

女将 富島 美樹